
【古風・和風な男の子の名前200選】令和だからこそ名付けたい!縁起が良く愛されるベストネーム

古いけど新しい!お名前鑑定士が教える古風だけどかっこいい名前200選
はじめまして。
お名前鑑定士のUtanoです。
我が子に贈る、生まれて最初のプレゼント。
それが「名前」ですよね。
パソコンやスマートフォンの画面とにらめっこしながら、「ああでもない、こうでもない」と頭を悩ませているパパさん、ママさんのお顔が目に浮かぶようです。
本当に、お疲れ様です。
その悩み、とてもよくわかります。
私も数えきれないほどのご夫婦から、名付けにまつわる熱い想いや深い悩みをお聞きしてきましたから。
最近、私の鑑定所でも驚くほどご相談が増えているのが、「古風・和風な名前」についてなんです。
きらびやかで個性的な名前ももちろん素敵ですが、一周回って、どこか懐かしくて芯の強さを感じる日本の伝統的な名前に惹かれる方が増えているのですね。
でも、「古風って具体的にどんな名前?」「古臭く思われないかな?」といった不安も同時に聞こえてきます。
この記事では、そんなあなたのための「古風・和風な男の子の名前」の全てを詰め込みました。
きっと、あなたと赤ちゃんを結ぶ、運命の名前が見つかるはずです。
- 人気の理由がわかる:なぜ今、古風な名前が令和の時代に求められているのかを解説します。
- 探し方がわかる:「文字数」や「イメージ」など、様々な切り口から200の名前を厳選してご紹介します。
- 後悔しないポイントがわかる:名付けで失敗しないための具体的な注意点やコツを、鑑定士の視点からお伝えします。
- 小さな疑問も解決:よくある質問にQ&A形式で丁寧にお答えします。
なぜ今、男の子の名前に「古風・和風」な名前が選ばれるの?令和のトレンドを解説
「古風」と聞くと、少し昔のイメージを持たれるかもしれません。
でも、不思議だと思いませんか?
情報が溢れ、新しいものが次々と生まれるこの「令和」という時代に、あえて古風な名前を選ぶ人が増えているんです。
これは、単なる流行や偶然ではないと、私は感じています。
先日も、20代の若いご夫婦が私の鑑定所にいらっしゃいました。
「グローバルな時代だからこそ、日本人としてのアイデンティティを名前に持たせたいんです」と、とても熱心にお話しされていたのが印象的でした。
このトレンドの背景には、いくつかの理由が考えられます。
一つは、多様性の時代だからこその「揺るぎない個性」への憧れです。
目まぐるしく変わる社会の中で、時代に流されない、芯の通った人間になってほしい。
そんな願いが、日本の美しい漢字一文字一文字に込められた、重みのある名前に向けられているのではないでしょうか。
まるで、どっしりと根を張る大樹のような、そんな安心感を求める気持ちの表れなのかもしれません。
あ、それから、「丁寧な暮らし」や「日本の伝統文化」への再評価という大きな流れも関係していますよね。
SNSなどを見ても、和のテイストを取り入れたライフスタイルが人気です。
そうした空気感が、子どもの名前にも自然と反映されているのでしょう。
古風な名前は、日本の美しい風景や、武士道に通じるような誠実さ、文学作品のような知性を感じさせます。
それは、親から子へ受け継がれる、文化的な贈り物とも言えるのかもしれませんね。

【文字数別】男の子の古風・和風な名前|人気の名前を厳選
さて、ここからはいよいよ具体的なお名前をご紹介していきますね。
名前探しで一番イメージが湧きやすいのが、やはり「文字数」で考えることではないでしょうか。
一文字には潔さと力強さが、二文字には安定感と響きの美しさが、そして三文字には物語性と風格が宿ります。
ご自身の名字とのバランスを想像しながらご覧いただくと、よりしっくりくる名前が見つかりやすいですよ。
ここでは、特に人気が高く、古風な魅力を持つ名前を厳選しました。
あなたのお子さんにぴったりの響きは、何文字の組み合わせの中に隠れているでしょうか。
【一文字】凛とした印象を与える古風な名前15選
一文字の名前って、潔くて本当にかっこいいですよね。
呼ばれた時にスッと心に入ってくるような、迷いのない力強さを感じさせます。
その一文字に全ての意味が凝縮されているからこそ、奥深く、そして記憶に残りやすいという魅力があります。
私の経験上、名字が三文字以上の方や、少し珍しい名字の方などは、一文字の名前を選ぶと全体のバランスがとても美しく整うことが多いです。
シンプルだからこそ、その子の持つ個性が際立つのかもしれません。
名前 | 主な読み | 名前に込められた願い・イメージ |
樹 | いつき、たつき | 大樹のようにまっすぐ、たくましく育ってほしい |
湊 | みなと | 人や物が集まる港のように、周りに人が集まる人気者になってほしい |
蓮 | れん | 泥の中でも美しい花を咲かせる蓮のように、清らかな心を持ってほしい |
律 | りつ | 自分を律することができる、真面目で誠実な人に |
朔 | さく | 新月の「朔」から。物事の始まり、新たな可能性を秘めた人に |
慧 | けい、さとし | 賢く、物事の本質を見抜く力を持ってほしい |
蒼 | あおい、そう | 深い青色のように、クールで知的な印象と、無限の可能性を |
陸 | りく | 大地のようにどっしりと構え、安定感のある人に |
駿 | しゅん | 優れた馬のように、才能豊かに人生を駆け抜けてほしい |
要 | かなめ | 物事の中心となる、誰からも必要とされる存在に |
新 | あらた | 常に新しいことに挑戦する、フレッシュな感性を持ってほしい |
譲 | ゆずる | 人に譲れる優しさ、思いやりのある心を持ってほしい |
玄 | げん | 奥深く、計り知れない魅力と才能を持つ人に |
響 | ひびき | 人の心に響くような、影響力のある人になってほしい |
雅 | みやび | 優雅で気品のある、洗練された人になってほしい |
【二文字】最も人気!バランスが良い和風な名前150選
やはり名付けの王道といえば、二文字の名前ではないでしょうか。
名字との語呂の良さ、意味の組み合わせの自由度、そして響きの美しさ。
どれをとってもバランスが良く、選択肢が非常に豊富なのが魅力です。
古風な名前の中でも、この二文字の組み合わせには無限の可能性があります。
例えば、力強いイメージの漢字と、優しいイメージの漢字を組み合わせることで、「強さと思いやりを兼ね備えた子に」という願いを込めることもできます。
ここでは、特に人気の高い名前や、私が鑑定の中で「これは素敵だな」と感じた名前をたっぷりとご紹介しますね。
【あ行】
- 蒼都(あおと):青々とした都のように、爽やかで洗練されたイメージ。
- 暁人(あきと):夜明けのように、希望に満ちた人生を歩む人。
- 一颯(いっさ):一陣の風のように、颯爽と駆け抜ける行動力を。
- 卯月(うづき):旧暦4月の呼び名。春の生命力や若々しさを感じる。
- 瑛斗(えいと):水晶のように透き通った心と、北斗七星のような輝きを。
- 旺介(おうすけ):盛んなエネルギーで、人を助けられる人に。
- 一期(いちご・いつき):「一期一会」から。人との出会いを大切にする人に。
- 伊織(いおり):伝統的な庵を思わせる、落ち着いた文学的な響き。
【か行】
- 海吏(かいり):海を治めるほどの広い心とリーダーシップを。
- 翔(かける): 天空を翔るような、壮大な夢と目標に向かって。
- 京平(きょうへい): 首都のように栄え、穏やかな心を持つ人。
- 謙信 (けんしん): 謙虚な心と、前に進む強い意志を兼ね備えて。
- 虎太郎 (こたろう): 小さな虎のように、たくましくも愛嬌のある人に。
- 皓牙 (こうが): 大きな牙を持つように、自分の信じる道を貫く強さ。
【さ行】
- 朔久(さく):始まりの月の力が、末永く続くように。
- 紫苑 (しおん): 紫苑の花のように、奥ゆかしい美しさと気品を。
- 静真 (しずま): 静かな時間のように、落ち着きと深い思慮を持つ人に。
- 秀祐 (しゅうすけ): 秀でた才能で、多くの人を助けられる存在に。
- 颯太(そうた): 爽やかな風が吹くように、周りを明るくする人に。
- 誠志郎 (せいしろう): 誠実で、武士のような潔さを持った男の子に。
【た行】
- 大河(たいが):大きな川の流れのように、雄大で豊かな人生を。
- 千尋(ちひろ):千尋の谷のように、どこまでも深く、探究心のある人に。
- 翼 (つばさ): 大きな翼で、世界へ羽ばたいてほしい。
- 冬馬 (とうま): 冬の馬のように、厳しい環境でも耐え抜く強さ。
- 友樹 (ともき): 友人という宝物に恵まれ、大樹のように成長してほしい。
【な行】
- 凪人(なぎと): 凪のような穏やかな心を持ち、人の和を大切にする人に。
- 直純 (なおずみ): 素直で清らかな心を持ち続ける人に。
【は行】
- 隼人(はやと): 隼のように、鋭い観察眼と素早い行動力を持つ。
- 春臣 (はるおみ): 春の海のようにおおらかで、人を包み込む優しさを。
- 英正(ひでまさ): 優れた才能で、正義を貫く人に。
- 文哉 (ふみや): 学問や芸術を愛する、知的な人に。
【ま行】
- 誠(まこと): 真心、誠実さを何よりも大切にする人に。
- 満 (みちる): 満ち足りた、幸福な人生を送ってほしい。
- 元春(もとはる): 物事の根源を見つめる知性と、春のような温かさを。
【や行】
- 大和 (やまと): 日本の古称。大いなる和の心を持つ、堂々とした人に。
- 結人(ゆいと): 人と人との結びつきを大切にし、人を助ける存在に。
- 義久 (よしひさ): 義理人情に厚く、その心が永く続くように。
【ら行・わ行】
- 璃樹 (りつき): 宝石のように輝き、樹木のように根を張る強さ。
- 龍之介 (りゅうのすけ): 龍のように力強く、人を助ける優しさを持つ。
- 蓮音(れおん): 蓮の花のような清らかさと、穏やかな響き。
- 和人 (わくと): 和の心を大切にし、北斗七星のように輝く道しるべに。
【三文字】個性的で知的なイメージの古風な名前35選
三文字の名前には、まるで一つの物語が込められているかのような、独特の風格と奥行きがあります。
少し長めの響きは、人の名前を呼ぶときに、より丁寧に、そして愛情を込めて呼びかけるような印象を与えますよね。
歴史上の偉人や文豪にも三文字の名前が多く見られることから、知的で落ち着いたイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
最近のトレンドとしては、止め字に「郎」や「介」だけでなく、「仁(と)」や「季(き)」などを使うことで、古風さの中に現代的なセンスをプラスする名付けも人気を集めています。
名前 | 主な読み | 名前に込められた願い・イメージ |
龍之介 | りゅうのすけ | 文豪・芥川龍之介のように、知的で才能豊かな人に。龍の力強さも。 |
虎太郎 | こたろう | 虎のように強く、それでいて愛嬌のある人になってほしい。 |
朔太郎 | さくたろう | 詩人・萩原朔太郎のような芸術的センスと、物事の始まりの力を。 |
伊知郎 | いちろう | 唯一無二の存在として、まっすぐに人生を歩んでほしい。 |
右京 | うきょう | 古都の雅やかさと、理知的でクールな印象を。 |
瑛太朗 | えいたろう | 水晶のように輝く才能を持ち、明るく朗らかな人に。 |
主税 | ちから | 人や社会の力となる、責任感の強い人に。 |
賢之助 | けんのすけ | 賢さで人を助けることができる、聡明で優しい人に。 |
幸之助 | こうのすけ | 幸せな人生を歩み、その幸せを周りにも分け与えられる人に。 |
士龍 | しりゅう | 武士の志と、龍の持つ神秘的な力強さを兼ね備えて。 |
左近 | さこん | 武将を思わせる、古風でキリリとした響き。 |
壮一朗 | そういちろう | 壮大でまっすぐな心を持った、朗らかな人に。 |
藤士郎 | とうしろう | 藤の花のように気品があり、武士のような強さを持つ。 |
大雅 | たいが | 大きな心で、風雅を解する豊かな感性を持ってほしい。 |
文之進 | ふみのしん | 学問の道を進む、知的で探求心のある人に。 |

【イメージ・願い別】男の子の古風・和風な名前|パパ・ママの想いを込めて
「文字数もいいけど、もっとこう…『こんな子に育ってほしい』という願いから名前を探したい!」そう思われる方も、もちろんいらっしゃいますよね。
名前は、親が子に託す最初の「願い」そのものですから。
その気持ち、すごく大切にしてほしいなと思います。
ここでは、具体的なイメージや願いをキーワードにして、古風・和風な名前を分類してみました。
「うちの子には、やっぱり優しくて力持ちになってほしいな」「ちょっと珍しくて、人と被らない名前がいいな」そんなパパ・ママの想いに寄り添えるよう、様々な切り口をご用意しました。
漢字の持つ意味を想像しながら、ご覧になってみてください。
自然の雄大さを感じる名前(樹、海、陸など)
いつの時代も、私たち人間は雄大な自然に畏敬の念を抱き、その力強さや美しさに憧れてきました。
大地にしっかりと根を張る樹木、全てを包み込む広大な海、どこまでも続く空。
そんな自然の一部を名前にいただくことで、「どっしりと落ち着いた子に」「心の広い子に」「無限の可能性を秘めた子に」といった願いを込めることができます。
自然の名前は、不思議と心が安らぐ、温かみのある響きを持っているものが多いですよね。
- 樹(いつき):大地に根を張り、天に向かって伸びる樹木のように。
- 海斗(かいと):広い海と、輝く北斗七星。おおらかさと道しるべ。
- 陸(りく):揺るぎない大地のような安定感と、たくましさ。
- 岳(がく):険しい山のように、目標に向かって努力できる強い意志。
- 蒼空(そら):どこまでも広がる青い空のような、無限の可能性。
- 湊(みなと):人や文化が集まる港のように、社交的で豊かな人生を。
- 瀧(たき):勢いよく流れ落ちる滝のような、生命力と潔さ。
- 旭(あさひ):昇る朝日のように、周りを明るく照らす存在に。

武士のような力強さ・誠実さを感じる名前(誠、義、健など)
日本の歴史の中で語り継がれてきた「武士道」。
その精神は、現代においても「誠実さ」「義理堅さ」「潔さ」といった美徳として、私たちの心に深く根付いています。
そんな武士を思わせるような、力強く、そして実直な名前も、男の子の名付けではいつの時代も人気です。
自分の信念を曲げない強さと、人を裏切らない誠実さを持った、一本筋の通った人になってほしい。
そんな願いを込めるのに、これほどふさわしい名前はないかもしれません。
- 誠(まこと):真心、偽りのない心。人として一番大切な徳。
- 義人(よしと):人としての正しい道、正義を貫く人。
- 健(たける):心身ともに健やかで、たくましい人に。
- 勝(まさる):困難に打ち克つ強さと、勝利を掴む力。
- 武蔵(むさし):伝説の剣豪のように、文武両道に秀でた人に。
- 隼人(はやと):獲物を狙う隼のような、鋭い決断力と行動力。
- 右京(うきょう):武家の官職名にも由来する、知的で凛とした響き。
- 左近(さこん):こちらも武官の名。古風で力強いイメージ。
知的で賢い印象を与える名前(怜、慧、文など)
親であれば誰しも、「賢い子に育ってほしい」と願うものですよね。
これからの時代を生き抜くためには、単なる知識だけでなく、物事の本質を見抜く知恵や、深く考える力が不可欠になります。
そんな願いを込めて、知的で聡明なイメージを持つ漢字を使った名前はいかがでしょうか。
文学や学問を連想させる名前は、落ち着いた雰囲気をまとい、知的な探求心や豊かな感性を持つ人になってほしいという想いを表現してくれます。
私も鑑定の場で、「この漢字には、こんな深い意味があるんですよ」とお伝えすると、親御さんの目がキラキラと輝く瞬間に何度も立ち会ってきました。
- 怜(れい、さとし):心が澄んでいて賢い、聡明なイメージ。
- 慧(けい、さとし):物事の本質を見抜く知恵、鋭い洞察力。
- 文(ふみ):学問や芸術を愛する、教養豊かな人に。
- 史(ふひと):歴史を紡ぐ人のように、物事を記録し、伝える才能。
- 章(あきら):物事を明らかにする、筋道の通った考え方ができる人に。
- 理仁(りと):道理をわきまえ、思いやりの心を持つ人に。
- 宗佑(そうすけ):中心となる教えを大切にし、人を助ける存在に。
- 敦(あつし):手厚い、人情に厚く、誠実な人柄。

明るく人を惹きつける魅力的な名前(陽、輝、燈など)
太陽のように明るく、周りの人々を自然と笑顔にできるような人。
そんな魅力的な人に育ってほしい、という願いもまた、とても素敵ですよね。
光や輝きをイメージさせる漢字は、ポジティブなエネルギーに満ちていて、聞いているだけで元気が出てくるようです。
古風な響きの中にも、華やかさや温かみが感じられる名前は、きっと多くの人から愛されることでしょう。
我が子が、人生という舞台で主役としてキラキラと輝く姿を想像しながら、名前を選んでみるのも楽しい時間ですよね。
- 陽(はる、ひなた):太陽のように、周りを明るく照らす存在に。
- 輝(てる、ひかる):才能や魅力が光り輝く、華やかな人生を。
- 燈(あかり、ともり):人の心を温かく照らす、優しい灯りのような人に。
- 昭(あきら):昭和の「昭」。光り輝き、明るい未来を切り開く。
- 瑛(あきら、えい):水晶玉のように、美しく澄んだ輝きを持つ。
- 旭陽(あさひ):昇る朝日のように、希望とエネルギーに満ち溢れて。
- 晴(はる):晴れ渡る空のように、心が明るく、快活な人に。
- 光希(こうき):希望の光となるような、未来への期待を込めて。

珍しいけど古風でかっこいい名前(一期、詠、叢雲など)
「古風な名前は素敵だけど、周りとかぶりすぎるのはちょっと…」そんな風に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
わかります、その気持ち。
一生ものの名前ですから、少しだけ個性を光らせたいですよね。
ここでは、あまり一般的ではないけれど、しっかりと日本の伝統や美意識に根差した、珍しくてかっこいい名前を集めてみました。
少し変わった読み方をする名前や、文学作品から着想を得た名前など、知る人ぞ知る、というような奥ゆかしい魅力があります。
友達に「その名前、どういう意味?」と聞かれたときに、素敵な由来を語れるような、そんな名前もまた一興ではないでしょうか。
- 一期(いちご):「一期一会」から。出会いを大切にする、という意味深い名前。
- 詠(えい):和歌を詠むように、豊かな表現力と芸術的センスを。
- 叢雲(むらくも):空に群がる雲。スケールが大きく、ミステリアスな魅力。
- 主税(ちから):古くからある名前。社会の力になるという、強い意志を感じる。
- 四温(しおん):三寒四温から。厳しい冬の後には必ず春が来る、という希望。
- 千歳(ちとせ):千年の歳月。長寿と繁栄を願う、壮大な名前。
- 和響(わきょう):和の響き。日本の美しい文化を体現するような人に。
- 然(ぜん):ありのまま、自然体。飾らない、本質的な強さを持つ。
後悔しない!古風・和風な名前を付ける前に知っておきたい3つのポイント
素敵な名前がたくさんあって、嬉しい反面、ますます悩んでしまいますよね。
私もたくさんの方の名付け相談に乗ってきましたが、名前を決めた後に「ああ、こうしておけばよかった」と小さな後悔を抱えてしまうケースも、残念ながらゼロではありません。
でも、大丈夫です。
これからお話しする3つのポイントを心に留めておくだけで、そのリスクはぐっと減らせます。
一生を共にする大切な名前だからこそ、愛情だけでなく、少しの知識と客観的な視点を持って、最高のプレゼントを選んであげましょう。
① 漢字の本来の意味や由来を調べる
これは本当に、一番大切にしてほしいポイントです。
漢字には、私たちが普段使っている意味の他に、もっと深い、本来の成り立ちや意味が隠されていることがあります。例えば、ポジティブなイメージのある漢字でも、その成り立ちを調べると、意外にもネガティブな意味合いを含んでいることがあるんです。
驚かれるかもしれませんが、これはよくある話なんです。
名前辞典やインターネットで調べるだけでなく、できれば漢和辞典を引いてみることを強くお勧めします。
その漢字が持つ本来のエネルギーを知ることで、自信を持ってその字を名前に使うことができますし、何より、お子さんに名前の由来を語ってあげるときに、より深い愛情を伝えることができますからね。
② 読みやすさと音の響きを大切にする
名前は、書くだけでなく、呼ばれるためのものでもあります。
どんなに素敵な漢字を使っていても、読みにくかったり、他の人が呼び間違えやすかったりすると、お子さん自身が将来、少し面倒な思いをしてしまうかもしれません。
例えば、2022年に私の鑑定に来られたあるご夫婦は、とても凝った漢字を選ばれたのですが、口に出してみると少し言いにくかったんですね。
そこで、声に出して何度もフルネームで呼んでみることを提案しました。「佐藤(さとう)〇〇です」「鈴木(すずき)〇〇くん!」というように。すると、「あ、確かにちょっと言いにくいかも…」と気づかれたんです。
名字と繋げたときの音の流れ、響きの美しさを確認することは、本当に重要です。
③ いわゆる「シワシワネーム」にならないためのバランス感覚
「シワシワネーム」という言葉、聞いたことがありますか?
少し古風すぎる名前を揶揄する言葉ですが、私はあまりこの表現が好きではありません。
ただ、親の世代が「素敵だ」と感じる古風さと、お子さんの世代が感じる「古臭さ」には、どうしてもギャップが生まれる可能性があります。
大切なのは、バランス感覚です。
例えば、漢字は古風でも、読み方は「はると」「ゆいと」のように現代的な響きにする。
あるいは、名前はとても古風だけれど、名字が現代的でシャープな印象なら、うまく調和が取れることもあります。
時代を超えて愛される「クラシック」と、単なる「オールドファッション」は紙一重。
迷ったときは、ぜひ周りの若い世代の友人などに、率直な意見を聞いてみるのも一つの手ですよ。

古風な名前に関するQ&A
ここまで読んでいただいて、古風な名前の魅力は伝わったかと思います。
でも、まだ心の中にいくつか小さな疑問や不安が残っているかもしれませんね。
ここでは、私が鑑定の現場で本当によく聞かれる質問をピックアップし、Q&A形式でお答えしていきます。
皆さんが抱える疑問は、きっと他のパパさん、ママさんも同じように感じていることですよ。
Q1. 古風な名前は将来からかわれたりしませんか?
A1. これは、名付けをする親御さんが最も心配されることの一つですよね。
お気持ち、とてもよく分かります。
結論から言うと、「可能性はゼロではないが、過度に心配する必要はない」というのが私の考えです。
なぜなら、現代は価値観が非常に多様化しており、名前のトレンドも一昔前とは全く違うからです。
「陽翔(はると)」「蒼(あおい)」といった名前がランキング上位を占めるように、少し古風で落ち着いた響きの名前は、もはや「普通」の選択肢の一つになっています。
大切なのは、名前そのものよりも、親がその名前に込めた愛情や願いを、お子さん自身が理解していることです。
「あなたの名前には、こんな素敵な意味があるんだよ」と語り聞かせてあげることで、お子さんは自分の名前に誇りを持ち、たとえ何か言われても、強く、しなやかに受け止められるようになります。
Q2. 縁起の良い漢字の組み合わせはありますか?
A2. はい、もちろんです。
日本の名前には、古くから縁起を担ぐという文化があります。
例えば、「松・竹・梅」や「鶴・亀」のように、長寿や繁栄を象徴するモチーフは、名前にもよく使われます。
また、漢字の組み合わせで良い意味を生み出すこともできます。
例えば、「幸(こう)」や「吉(きち)」といった直接的に幸福を表す字に、
「永(なが)」や「久(ひさ)」を組み合わせれば、「幸せが永く続くように」という願いになります。
あ、それから、姓名判断の世界では「画数」を重視することもあります。
まずは漢字の「意味」を大切にし、その上で画数も参考にしてみるのが良いかもしれませんね。
Q3. 参考になる歴史上の人物や文学作品はありますか?
A3. 素晴らしい質問ですね!
歴史や文学から名前のヒントを得るのは、とても知的で素敵なアプローチだと思います。
例えば、誠実さやリーダーシップを願うなら、坂本龍馬から「龍」の字をいただいたり、鎌倉時代の武将、北条義時から「義」の字を取るのも良いでしょう。
文学作品であれば、夏目漱石や芥川龍之介、宮沢賢治といった文豪たちの名前や、その作品の登場人物からインスピレーションを受けるのも素敵です。
例えば、漱石の『三四郎』から「三四郎(さんしろう)」、賢治の作品が持つ宇宙的なイメージから「銀河(ぎんが)」など。
ただ、一つだけ注意点を。その人物の生涯や、作品のテーマが、我が子に託す願いとしてふさわしいかどうかは、一度立ち止まって考えてみてくださいね。

まとめ:日本の伝統美が光る名前で、我が子に最高の贈り物を
ここまで、本当に長い時間お付き合いいただき、ありがとうございました。
令和の時代に選ばれる古風・和風な男の子の名前について、その魅力から具体的な名前のリスト、後悔しないためのポイントまで、私の持てる知識と経験を全て詰め込みました。
名前探しは、時に迷いの森にいるような気持ちになることもありますが、それだけ真剣に、深く、我が子のことを想っている証拠です。
この記事でご紹介した200の名前は、あくまでも出発点にすぎません。
大切なのは、パパとママが「これだ!」と心から思える、愛と願いのこもった名前を見つけること。
日本の美しい伝統や文化が凝縮された古風な名前は、きっとお子さんの一生の誇りとなり、人生の道しるべとなってくれるはずです。
ぜひ、この記事を片手にご夫婦でじっくりと語り合い、あなたと赤ちゃんを結ぶ、世界でたった一つの最高の名前を見つけてあげてくださいね。
迷ったときは、ぜひUtanoの命名相談を受けてみてくださいね。
下記から「命名相談」とお送りください。
心から応援しています。
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