
『人生が変わる おしり美容大全』読書レビュー|美尻より先に、自分の身体を好きになること

おしりって、すごい!?
おしりって、もっと褒められていいのだと思う。
マスコットやキャラクターにもされるし、丸くて、かわいくて、どこか愛される存在。
それなのに、自分のおしりのことになると、「垂れてきた」「形が気になる」「もっとプリッとしたほうがいい」なんて、急に評価が厳しくなるんですよね。
私自身も、鏡で後ろ姿を見て「うーん……」となった経験があります。
今回読んだのは、『人生が変わる おしり美容大全』。
読む前は、正直「美尻トレーニングの本なのかな?」くらいに思っていました。
ところが、読んでみると想像していたよりずっと幅広い。
おしりの筋肉だけではありません。
食事や栄養、下着、ファッション、フェムケア、スキンケアまで、おしりを入り口にして、女性の身体そのものを見つめ直していくような一冊でした。
そして私は、読み終わってから少し考え方が変わりました。
「おしりをきれいにする」ということは、単純に見た目を整えることではないのかもしれない。
自分の身体を知ること。
変化に気づくこと。
必要なものを与えること。
そして、自分の身体にもう少し優しくなること。
この記事では、そんな視点から『人生が変わる おしり美容大全』を読んで感じたことを、私自身の言葉で綴ってみます。
この記事でお伝えしたいのは、主にこの3つです。
- 「美尻」は見た目だけの問題ではないということ
- おしりを知ることが、自分の身体を知るきっかけになること
- 美容のスタートは「欠点探し」ではなく「自分を大切にすること」なのかもしれない、ということ

おしりって、もっと褒められていい
おしりについて、普段どのくらい考えていますか?
顔なら、毎日鏡で見ます。髪型も気になります。
肌の調子だってチェックする。
ところが、おしりはというと、意外とちゃんと見ていなかったりします。
見えにくいからこそ、気づいたときに「えっ、こんな感じだった?」となる。
特にお風呂上がりや着替えのとき、ふと鏡に映った後ろ姿を見てしまった瞬間。
「あれ?」
となること、ありませんか。
私もあります。
そして、なぜか顔を見るときよりも厳しい目で評価してしまうんですよね。
「ちょっと下がった?」
「丸みが足りない?」
「なんか大きい?」
「もう少しきれいな形だったら……」
自分の身体なのに、まるで採点する先生みたいになってしまう。
でも、ちょっと待って。
そのおしり、毎日ずっと私たちについてきているんですよね。
座る。
立つ。
歩く。
階段を上る。
しゃがむ。
荷物を持つ。
当たり前すぎて忘れていますが、私たちの身体は、毎日かなりの仕事をしています。
そう考えると、「形がどうか」の前に、
「毎日ありがとう」
と言ってあげてもいいんじゃないかな、と思ったのです。
『人生が変わる おしり美容大全』は、美尻だけの本ではなかった
『人生が変わる おしり美容大全』を読む前、私はタイトルから、もっとトレーニング中心の本を想像していました。
スクワット。
ヒップトレーニング。
筋肉。
引き締め。
そんなイメージです。
もちろん、本にはおしりのトレーニングについても詳しく紹介されています。
でも、それだけではありません。
おしりをテーマにしながら、身体づくり、食事、下着、服、フェムケア、スキンケアなど、かなり広い視点から「おしり美容」を考えている。
ここが、この本のおもしろいところだと思いました。
おしりって、単独で存在しているわけではないんですよね。
姿勢とも関係する。
歩き方とも関係する。
筋肉とも関係する。
食事とも関係する。
下着や服とも関係する。
そして、女性の場合はデリケートゾーンや生理など、身体のさまざまな変化とも無関係ではありません。
つまり、「おしりをきれいにしたい」と思ったことが、結果的に自分の身体全体を見直すきっかけになる。
これって、なかなかおもしろいですよね。
美尻トレーニングだけではない「おしり美容」
本書では、トレーニングだけでなく、栄養管理、下着やガードル、ファッション、フェムケア、スキンケアまで幅広く扱われています。
たとえば、
| 視点 | 考えること |
|---|---|
| トレーニング | おしりの筋肉をどう育てるか |
| 栄養 | 身体づくりに必要な食事をどう考えるか |
| 下着 | 自分の身体に合うものを選べているか |
| ファッション | 自分の体型をどう活かすか |
| フェムケア | デリケートな部分も含めて身体をどうケアするか |
| スキンケア | おしりの肌をどう整えるか |
こうして見ると、「おしり美容」という言葉から想像するより、ずっと「自分の身体との付き合い方」に近いテーマだと感じます。
「きれいにする」より、「知る」ことから始めてみる
美容というと、つい「足りないものを補う」という考え方になりがちです。
もっと細く。
もっと引き締めて。
もっと若々しく。
もっときれいに。
もちろん、そういう願いが悪いわけではありません。
「こうなりたい」と思うことは、自分の未来を考えることでもあります。
ただ、その前に一つ。
今の自分の身体を、ちゃんと知っているでしょうか。
私は、お名前鑑定をしているので、「自分を知る」というテーマにはとても敏感です。
名前も身体も、実は似ているところがあると思っています。
知らないものは、大切にしにくい。
自分の名前を深く読み解いていくと、「私って、こんなことを大切にしていたんだ」と気づくことがあります。
身体も同じ。
「最近、疲れやすいな」
「前より冷えを感じるな」
「この服を着ると楽だな」
「この下着はなんだか落ち着くな」
「ここを触ると痛いな」
「この動きは苦手だな」
そんな小さな気づきも、自分の身体から届いているメッセージです。
身体は、言葉を話さない。
でも、意外とよくしゃべっています。
おしりを「評価する」のではなく「観察する」
ここは、私が今回の本を読んで特に考えたところです。
自分のおしりを見るとき、私たちはつい「評価」してしまいます。
大きい。
小さい。
垂れている。
たるんでいる。
丸くない。
理想とは違う。
でも、「評価」ではなく「観察」に変えたらどうでしょう。
「今の私のおしりは、こういう形なんだな」
まずは、それだけ。
良い・悪いを決めない。
そのうえで、
「もう少し筋肉をつけたいな」
「肌をケアしてみようかな」
「食事を少し見直してみようかな」
と考える。
この順番なら、ずいぶん気持ちが違います。
「こんなおしりじゃダメ」
ではなく、
「この身体を、もう少し心地よくしてあげよう」
になるからです。
似ているようで、全然違いますよね。
前者は自分を否定するところから始まる。
後者は、自分を大切にするところから始まります。




私が「おしり美容」から感じた、自分の身体を大切にするということ
私は以前から、身体について「もっとこうしなきゃ」と考えることがありました。
食事もそう。
運動もそう。
美容もそう。
「ちゃんとしなきゃ」と思うほど、できなかったときに自分を責める。
これ、けっこう疲れます。
だから今回、この本を読みながら思ったのです。
美容って、もっと楽しくていいんじゃないか。
「欠点をなくす作業」ではなく、
「自分の身体と仲良くなる作業」。
そう考えたら、少し見え方が変わってきました。
たとえば、筋肉を育てる。
「たるんでいるから鍛えなきゃ」
ではなく、
「この身体をもっと動かしやすくしてあげよう」
と思えばいい。
栄養をとる。
「太らないように食べなきゃ」
ではなく、
「身体をつくる材料をちゃんと渡してあげよう」
と思えばいい。
肌をケアする。
「黒ずんでいるから隠さなきゃ」
ではなく、
「ここも私の身体なんだから、丁寧に扱おう」
と思えばいい。
この違い、私はかなり大きいと思います。
40代からこそ、自分の身体との関係を見直したい
年齢を重ねると、身体は少しずつ変わっていきます。
以前は気にならなかったところが気になったり、同じことをしているのに身体の反応が違ったり。
「昔はこんなじゃなかったのに」
と思うこともありますよね。
でも、そこで「衰えた」で終わらせるのは、少しもったいない。
変化したなら、今の身体に合わせて付き合い方を変えればいい。
若い頃の身体に戻すことだけが、美しさではないと思うのです。
今の自分の身体を知る。
今の自分に合う食事を考える。
今の自分に合う服を選ぶ。
今の自分に合う下着を選ぶ。
今の自分が心地よく動ける身体をつくる。
そういう「今の自分」に合わせた美容があってもいい。
むしろ、これからはそちらのほうが大切なのかもしれません。

「自分に似合う」を知ることも、美尻美容のひとつ
本書では、トレーニングだけではなく、ファッションや骨格に合わせたスタイリングについても触れられています。
これも私は興味深いと思いました。
「美しい身体」というと、つい一つの理想形を思い浮かべてしまいます。
でも、人の身体はそれぞれ違います。
骨格も違う。
身長も違う。
筋肉のつき方も違う。
脂肪のつき方も違う。
だから、誰かに似合う服が、自分にも同じように似合うとは限りません。
これは名前にも似ています。
「人気の名前だから、私にもこれが合う」
とは限らない。
その人には、その人の名前がある。
身体も同じで、その人にはその人の身体があります。
だから「理想のおしり」に自分を合わせるだけではなく、
「私の身体をどう活かしたら、私はもっと好きになれるだろう?」
と考える。
私は、その視点が好きです。
下着を「なんとなく」で選んでいない?
そして、個人的に「あ、それから」と思ったのが下着です。
毎日身につけているのに、意外と「なんとなく」で選んでいませんか?
サイズ。
形。
素材。
締め付け感。
「いつもこれだから」
「安かったから」
「なんとなく履きやすいから」
そんな理由で選んでいることもあります。
でも、自分の身体に直接触れるものだからこそ、本当はもっと丁寧に選んでもいい。
下着やガードルは、単純に「締めればいい」というものではなく、自分の身体に合っているかどうかが大切です。
これは美容というより、生活の質にも関わる話ですよね。
一日中身につけるものだから。
小さな違和感を「こんなもの」と放置するより、
「私は何が心地いいんだろう?」
と考えてみる。
これも立派なセルフケアだと思います。
おしりのケアは、実は「自分への声かけ」でもある
私はお名前鑑定を通して、人が自分自身にどんな言葉をかけているのか、ということも大切にしています。
「私はダメ」
「もっと頑張らなきゃ」
「こんなんじゃ足りない」
こういう言葉は、知らないうちに自分の心を削っていきます。
身体に対しても同じです。
「垂れてる」
「太い」
「汚い」
「もう年だから」
そんな言葉ばかりかけていたら、自分の身体が少しかわいそうですよね。
だから、まず言葉を変えてみる。
「今日もありがとう」
これだけでもいい。
「よく頑張ってるね」
でもいい。
「ここから少し整えていこうか」
でもいい。
身体は、急に理想の形にはならないかもしれません。
でも、自分への言葉なら、今日から変えられます。
私なら、おしりにこんな言葉をかけたい
ここで、少しふざけます。笑
私なら、自分のおしりにこう言いたい。
「毎日、私を支えてくれてありがとう。」
そして、そのあとに、
「いろいろと重かったでしょう。」
さらに、
「こんなに立派に大きくなられて。」
……いや、最後は褒めているのか、いじっているのか分かりませんね。笑
でも、こういうふうに自分の身体を笑いながら眺められることも、大事なんじゃないかなと思います。
美容って、真剣になりすぎると苦しくなる。
1ミリでも細く。
1センチでも上げて。
昨日より若く。
そんなふうに追いかけ続けたら、いつまで経っても「今の自分」を好きになる暇がありません。
だから、ときには笑っていい。
「今日のおしりも、なかなかやるじゃん」
くらいでいい。
おしりをきっかけに、身体全体を見る
『人生が変わる おしり美容大全』を読んで感じたのは、おしりそのものよりも、「自分の身体に目を向けるきっかけ」をもらったような感覚でした。
おしりを鍛える。
食事を見直す。
下着を選ぶ。
服を選ぶ。
肌をケアする。
フェムケアについて知る。
一見すると全部、別々のことに見えます。
でも、その根っこにあるのは、
「私は、自分の身体をどう扱いたい?」
という問いなのかもしれません。
そう考えると、おしりって意外とすごい。
身体の後ろ側にいて、普段はあまり見えないのに、そこから私たちの生活全体に話が広がっていく。
まるで、身体の後ろ側にある小さな案内板みたいです。
「ちょっとこっちも見てよ」
と言っているのかもしれません。
「もっときれいに」ではなく「もっと好きに」
美容のゴールって、何なのでしょう。
私は最近、「誰かから見てきれいになること」だけではないと思っています。
もちろん、きれいになったら嬉しい。
お気に入りの服が似合えば嬉しい。
鏡を見て「ちょっといいかも」と思えたら嬉しい。
でも、それだけではなく、
「この身体で毎日を過ごすのが心地いい」
と思えること。
それも、美容の大きなゴールなのではないでしょうか。
身体を動かす。
ちゃんと食べる。
休む。
ケアする。
自分に合うものを選ぶ。
その一つひとつが、自分を大切にする行動になる。
だから「美尻」という言葉も、私は少し違う角度から見てみたい。
理想の形に近づけることだけではなく、
「今の自分の身体を知って、今の自分にできることをしてあげる」
こと。
それも、おしり美容なのだと思います。
お名前鑑定士の私が、この本から感じたこと
私は普段、お名前鑑定をしています。
名前を読み解きながら、その人が持っている資質や、その人らしさを言葉にしていく仕事です。
だからこそ、「自分を知る」というテーマには、どうしても反応してしまいます。
名前も身体も、自分にとってあまりにも身近すぎる存在です。
だから、意外とちゃんと見ていない。
名前についても、「自分の名前だから知っている」と思っていても、込められた意味や音の印象まで考えたことがある人は、案外少ないものです。
身体も同じ。
「私の身体だから分かっている」と思っていても、本当は知らないことがたくさんある。
だから私は、この本を読んで、
「おしりをきれいにすること」より、
「自分の身体に興味を持つこと」
のほうが大切なのではないかな、と思いました。
知れば、選べるようになる。
選べるようになると、自分に合ったものを選びやすくなる。
そして、自分に合ったものを選べるようになると、少しずつ自分自身を大切にできるようになる。
これは、名前を知ることにも少し似ています。
自分を知ることは、自分を扱いやすくすることでもあるのです。
まずは「筋肉」と「栄養」から、私も少し意識してみたい
とはいえ、考えているだけでは身体は変わりません。
そこは現実的に。笑
私もまずは、筋肉と栄養について少し意識してみようと思いました。
何かを突然ストイックに始めるというより、
「今日は少し歩こう」
「食事をもう少し意識してみよう」
「身体を動かす時間をつくろう」
くらいから。
大切なのは、続けられることですよね。
そして、できなかった日があっても、自分を責めない。
「昨日できなかったから終わり」
ではなく、
「じゃあ今日からまたやろう」
でいい。
身体との付き合いは、短距離走ではなく、たぶんものすごく長いマラソンです。
しかも、ゴールテープはありません。
だからこそ、無理なく続けられる方法を見つけることが大切なのだと思います。
おしりを通して、自分の身体をもっと好きになる
ここまで書いてきて、改めて思います。
おしりって、すごい。
普段はそんなに意識していないのに、筋肉の話から食事の話になり、下着の話になり、ファッションの話になり、フェムケアの話になり、最後には「自分をどう大切にするか」というところまでたどり着いてしまいました。
まさか、おしりからここまで話が広がるとは。
でも、それだけ身体は全部つながっているということなのかもしれません。
「もっときれいになりたい」
という気持ちは、決して悪いものではありません。
その気持ちを、自分を責める方向に使うのではなく、
「もっと自分を知りたい」
「もっと自分を大切にしたい」
「もっと心地よく過ごしたい」
という方向に使ってみる。
そうしたら、美容はもっと優しいものになるのではないでしょうか。

『人生が変わる おしり美容大全』を読んで、私が持ち帰ったもの
今回、この本を読んで私が一番印象に残ったのは、
「美尻にならなければ」
ということではありませんでした。
むしろ、
「今の自分の身体を、もう少しちゃんと見てあげよう」
という気持ちです。
身体は、毎日休むことなく私たちを運んでくれています。
それなのに、鏡に映った一部分だけを見て、
「ここがダメ」
「もっとこうならいいのに」
と評価してしまう。
ちょっと厳しすぎますよね。
だから、まずは感謝から。
そして、知ること。
そのうえで、必要なことを少しずつやってあげる。
筋肉を育てることも。
栄養をとることも。
肌をケアすることも。
自分に合う下着を選ぶことも。
全部、「自分の身体を大切にする」という一つの行動なのだと思います。
まとめ|おしりをきっかけに、自分の身体を好きになる
『人生が変わる おしり美容大全』は、私が読む前に想像していた「美尻トレーニングの本」という枠を、いい意味で大きく超えていました。
おしりの筋肉だけではなく、食事や栄養、下着、ファッション、フェムケア、スキンケアなど、さまざまな角度から身体を見つめる一冊。
そして私が感じたのは、
「きれいなおしりをつくること」以上に、
「自分の身体を知り、大切にすること」
の大切さでした。
「もっときれいになりたい」と思ったら、その気持ちを自分へのダメ出しに使わない。
「もっと私の身体を好きになるには、何ができるかな?」
そんなふうに使ってみる。
まずは今日、お風呂上がりに自分のおしりを見てみませんか。
そして、もし「もうちょっとこうだったらな」と思ったとしても、その前に一言。
「今日も私を支えてくれて、ありがとう。」
それくらいは言ってあげてもいいと思います。
そして私は、そのあとに、
「いろいろと重かったでしょう。こんなに立派に大きくなられて。」
と、付け加えておこうと思います。笑
おしりをきっかけに、自分の身体をもっと知る。
自分の身体を、もう少し好きになる。
そして、今の自分で毎日を心地よく過ごしていく。
そんな積み重ねが、もしかしたら本当に「人生が変わる」ことにつながっていくのかもしれません。
おしりを通して、自分の身体をもっと好きになれますように。
そして、この本を手に取った女性たちが、今の自分の身体を少しでも愛おしく思いながら、毎日を心地よく過ごせますように。
そんなことを思わせてくれた一冊でした。
『人生が変わる おしり美容大全』。
おしりの話なのに、最後には自分自身の話になる。
そんなところも、この本のおもしろさなのかもしれません。
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