
「なんで分かってくれないの?」が激減!夫婦・パートナー関係改善の鍵は「自分」にあり!コミュニケーション術&考え方を変えるヒント

鏡の中のあなたへ贈る魔法:
なぜ「あの人」ではなく「自分」を変えるとうまくいくのか?
横内詩乃がお届けする、人間関係を軽やかにするヒント:
変えられない相手より、自分にできること
私たちは日々、様々な人との関わりの中で生きています。
中でも、パートナーや家族といった身近な人との関係は、私たちの心に大きな影響を与えますよね。
「どうして分かってくれないんだろう」「もっとこうしてくれたらいいのに」…
そんな風に、相手に対して不満やもどかしさを感じてしまうことは、誰にでもあるのではないでしょうか。
つい、「相手が変わってくれさえすれば、すべてうまくいくのに」と考えてしまいがちです。
ですが、そのアプローチは、実はあまり効果的ではないのです。
今日は、人間関係、特にパートナーシップをより良くしていくための、少し違った視点についてお話ししたいと思います。
関係性の「50%ルール」:コントロールできるのは自分だけ
どんな人間関係も、二人で作り上げているものです。
その関係性がどうなるかについての責任は、あなたと相手、それぞれに半分ずつある、と考えてみてはどうでしょうか。
これを「50%ルール」と呼んでみましょう。
大切なのは、私たちが直接コントロールできるのは、自分の側の50%だけだということです。
相手の考え方や感じ方、行動を変えようとすることは、残念ながら非常に難しい、あるいは不可能に近いと言えます。
「でも、原因は相手にある」「普通はこうするべきだ」と感じることもあるでしょう。
しかし、その「普通」や「べき」という基準は、どこから来たものでしょうか。
もしかしたら、それはあなた自身の経験や価値観に基づいた「思い込み」なのかもしれません。
夫婦やパートナー間の問題の原因としてよく挙げられる「性格の不一致」や「コミュニケーション不足」も、突き詰めてみると
「相手が自分の期待通りに動いてくれないことへの不満」や、自分の「思い込みフィルター」を通して相手を見ていることが根底にあるケースが多いのです。
心理学でいう「投影」(自分の認めがたい部分を相手に見てしまうこと)も、こうしたすれ違いの一因となり得ます。

自分自身への投資が、関係を変える鍵
では、どうすれば良いのでしょうか。
答えはシンプルです。
自分の50%に意識を向けること。
相手を変えようとするエネルギーを、自分自身を理解し、成長させることに使ってみるのです。
「なぜ分かってくれないの?」と悩む代わりに、
「どうすれば、私の気持ちはもっと穏やかに伝わるだろうか?」
「この状況で、私にできる最善のことは何だろう?」と考えてみましょう。
これは、決して自分だけが我慢するという意味ではありません。
むしろ、自分のコミュニケーション方法や物事の受け止め方、視点をアップデートすることは、最高の「自己投資」です。
新しいスキルを身につけるように、より良いコミュニケーションの方法を学べば、それはパートナーシップだけでなく、あらゆる人間関係、そして自分自身との関係も豊かにしてくれます。
この「成長」という資産は、誰にも奪われることなく、あなた自身を支え続けてくれるでしょう。

具体的なアクション:小さな変化を起こすために
具体的には、以下のようなことから始めてみてはいかがでしょうか。
- 「私」を主語にする伝え方(アイメッセージ): 「(あなたは)なぜ〇〇してくれないの!」という非難の形ではなく、「私は、〇〇してくれると嬉しいな」「(あなたが)〇〇すると、私は悲しい気持ちになるんだ」というように、自分の気持ちや要望を主語にして伝えてみます。
相手を責めるのではなく、自分の状態を素直に表現する練習です。 - 相手に寄り添う姿勢(ラポール): 相手の話を聞く際に、ただ言葉を受け止めるだけでなく、声のトーンや話すペース、呼吸などを意識的に相手に合わせてみます。
これにより、相手は「きちんと聞いてもらえている」と感じ、安心感や信頼感を抱きやすくなります。 - 言葉の影響力を意識する: 日々使う言葉は、良くも悪くも、時間をかけて自分や周りに影響を与えます。
「人を傷つけたり、暗い気持ちにさせたりする言葉は使わない」と意識するだけでも、コミュニケーションの質は変わってきます。
相手や自分を尊重する温かい言葉を選ぶよう心がけたいですね。

世界の見方は、自分で選べる
そして、最も大切なのは、物事の見方、つまり「捉え方」は自分で選択できる、ということです。
目の前で起きている出来事や相手の行動それ自体には、本来「良い」「悪い」といった意味はありません。
それに意味づけをしているのは、あなた自身の心です。
「あの人は理解がない」と感じる時、それは客観的な事実というより、あなたが「理解がない」というフィルターを通して相手を見ている結果かもしれません。
「苦手な上司」「思いやりのないパートナー」といったレッテルを貼る前に、一度立ち止まり、自分の見方を変えてみる、あるいは意識的に「相手の良いところを探してみよう」「違う角度から見てみよう」と試してみるのです。
ネガティブな見方もポジティブな見方も、どちらが絶対的に正しいというわけではありません。
重要なのは、状況に応じて、あるいは自分の意志で、より建設的で、自分自身が楽になれるような見方を選び取れるようになることです。
そこに、心の自由があります。

変化は、自分から始まる
相手が変わるのを待ち続けるのは、効果的とは言えません。
それよりも、自分自身にできることに目を向け、「私の50%で、何ができるだろう?」と問いかけてみましょう。
自分の思考パターンに気づき、伝え方を工夫し、物事の捉え方を意識的に選んでみる。
これは魔法ではありませんが、地道で確かな変化への一歩です。
焦る必要はありません。
今日、何か一つでも試してみてはいかがでしょうか。
例えば、パートナーに対して不満を感じた時に、深呼吸して「今、私はどんな見方をしているかな?」と自問してみる。それだけでも、大きな進歩です。
あなたの人生の主導権は、あなた自身が握っています。
自分のコントロールできる範囲に意識とエネルギーを注ぐことで、人間関係はより軽やかに、そしてあなたの世界はより豊かに変化していくはずです。
さあ、自分自身と向き合い、新しい一歩を踏み出してみませんか。
きっと、想像以上の可能性が広がっているはずです。
そんな自分自身との向き合い方について講座を開催しています。
あなたのこれからの生きるヒントになれば幸いです。
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