
「本音が言えない」あなたへ。仮面の下の想いを伝える心理学とコミュニケーション術

仮面の下の叫び、届いてる? ~現代社会で「本音」とどう向き合うか~
先日、実用心理学スクール(信州上田で1年間開催中!)がありました。
早いもので、もう5回目の授業。
参加されている生徒さんたちからは、「学びに来て本当に良かった!」「毎回新しい発見がある!」なんていう嬉しいお声が続々と届いていて、毎回たくさんのエネルギーと気づきをいただいています。
本当にありがたいことです。
そんな熱気あふれる講座の中で、おおっ!と興味深い話題があったんです。
それは、「本音と建前の使い分け」について。
皆さん、心当たりありませんか?
私たちは日常的に、本音と建前を器用に(あるいは不器用に?)使い分けていますよね。
特にここ数年のマスク生活は、ある意味で「本音の顔を隠す」のに、とっても便利なアイテムだったのかもしれません。
社会的な役割としての自分(ペルソナってやつです)が前に出て、本当の自分(本音)はなかなか表現しづらい…なんてこと、よくあります。
そして、「本音を出していないのに、どうしてあの人は分かってくれないの?」なんていうのは、実はよくある勘違いだったりします。
(いやいや、そりゃそうですよね!伝わるわけがない)
そうなると、やっぱり大切になってくるのが、「表現方法のバリエーション」なんです。
自分の本音が相手に思うように伝わらないのは、もしかしたら、あなたの表現の引き出しがちょっぴり少ないだけなのかもしれません。
講座で学べるPCM(プロ・コミュニケーション・モデル)は、まさにそんな表現の幅を広げる素晴らしいツールの一つ。
こういった学びを通じて表現の幅をググッと広げれば、相手に届く可能性は格段にアップします。
諦めずに100通りの方法を試して、たとえダメでも、101個目のやり方で「あっ、伝わった!」なんて奇跡が起きるかもしれないんです!
今回は、この「現代社会における本音の状況と問題点」というテーマに触れて、皆さんと一緒に、このちょっと厄介で、でもとっても大切な「本音」について、少し掘り下げて考えてみたいと思います。


「何のため?」が見えないと、心も体もフリーズしちゃう
「何かを重たく感じたり、行動できなかったりするのは、その行動に対する明確な『アウトカム(目的)』が設定されていないから」という視点。
これ、本当にそう思いませんか?
明確な目的、
つまり「これをすることで、私はこうなりたいんだ!」というゴールが見えていないと、何が自分にとって大事なのか、判断基準がぼんやりしちゃうんですよね。
そうすると、ついつい他人の評価や「普通はこうでしょ?」みたいな一般常識に流されて、自分の本音はどこかへ置き去り…。
自分の行動に「何のため?」という自分なりの答えがないと、心も体もなんだか重たくて、最初の一歩が踏み出せない、なんてことになりがちです。
本音を語ること自体、時と場合によっては勇気がいるもの。
だからこそ、「これを伝えることで、きっとこうなれるはず!」という明確な見通しがないと、
ついつい安全な「建前」という名のシェルターに隠れちゃうのは、ある意味、人間らしい自己防衛なのかもしれませんね。

「伝わらない…」の迷路と、あふれる情報の渦の中で
「本音、ちゃんと言ってるつもりなのに、全然分かってくれないんだから!」
…これ、胸がチクッとする「あるある」ですよね。
でも、そもそも表現されていない心の奥底を、他人が完璧に察するなんて、エスパーでもない限り至難の業。
もしかしたら、その「伝わらない」原因は、先ほどもお話ししたように、表現方法のバリエーション不足にあるのかもしれません。
100通りの伝え方を試してみる…なんて、なかなかの根気が必要ですが、最初の数回で「ああ、もうムリ!」と諦めてしまうのは、もったいない!
さらに現代社会を悩ませるのが、この情報過多の現実。
SNSを開けば玉石混交の情報が洪水のように押し寄せ、テレビやネットニュースも、どれが本当でどれが偏っているのか、見極めるだけでヘトヘト…
そんな認知的負荷の結果、「もう、考えるの疲れちゃった…」と、思考停止のスイッチをポチッ。
これじゃあ、自分の発言ですら「これって、本当に私の本心なのかな?」なんて疑心暗鬼になっちゃうのも、無理ないですよね。
本音を安心して語るための土壌そのものが、どんどん痩せていってしまうような感覚、ありませんか?

心の解放区、「祭り」のような場が必要だ!
それでも、いえ、こんな時代だからこそ、「本当の気持ちを誰かに聞いてほしい!」「本音で繋がりたい!」という私たちの心の叫びは、決して消えることはありません。
むしろ、建前だらけの世の中に息苦しさを感じるほど、その渇望は強くなる一方なのかも。
ここで、講座でも話題になったのが、「秘密結社みたいな、内側で安全安心が守られた『場(コミュニティ)』」の必要性。
そして、それを「祭り」!と表現した宇野さん、
これって、まさに現代に求められている魂のオアシス、心の解放区だと思いませんか?
「祭り」って、日常の堅苦しいルールや建前から一時的に解放されて、普段は抑え込んでいるエネルギーを思いっきり発散できる特別な空間ですよね。
そこでは、いつもの社会的な仮面を脱ぎ捨てて、自分のちょっとカッコ悪いところや、ドロドロした部分(シャドウ、と言ったりもします)も含めて、ありのままの自分を安心してさらけ出せる。
だって、大好きな恋人や親友だって、お互いに無意識の期待や「こうあってほしい」というフィルターを通して相手を見てしまうことがあるもの。
だからこそ、完全にジャッジフリーで、温かく受け止めてもらえるニュートラルな安全地帯の価値は、計り知れないほど大きいんです。

「本音」だって、生き物みたいに変化する
そして、とっても大切なことをもう一つ。
それは、「本音」って、ガチガチに固まった石みたいなものじゃなくて、その時々の状態や気分、環境によって、まるで生き物みたいに刻々と変化する、とっても流動的なものだっていうこと。
昨日と今日で気分が違うように、私たちの「本音」だって、ゆらゆら揺れ動いて当たり前なんです。
だからこそ、私たちは意識的に「自分の本音って、今どんな感じかな?」って優しく耳を傾けて、それを安心して表現できる「場」を、積極的に求めたり、あるいは自分たちで創り出したりしていく必要があるんですよね。
それは、大げさなコミュニティじゃなくてもいいんです。
信頼できる数人の仲間との、心置きないおしゃべりの時間かもしれないし、一人静かに自分と向き合うジャーナリングの時間かもしれない。
現代社会という、時に息苦しい仮面舞踏会の中で、私たちはみんな、仮面の下で「本当はこう感じてるんだ!」という本音の叫びを抱えて生きているのかもしれません。
その小さな、でも大切な声に丁寧に耳を澄まし、安心して響かせられる「祭り」のような場を見つける過程は、自分自身を深く愛おしみ、他者と心から温かく繋がるための、かけがえのない冒険なんだと思います。
そして、そんな小さな「祭り」が、あなたの周りで、私の周りで、あちこちでポッと灯りはじめ、それらが優しく繋がり合っていくとき、きっと社会全体の風通しも、少しずつ、でも確実に変わっていく。
そんな未来を、私は心から信じています。

【ちょこっとお知らせ♪】日常で使える心理学、あなたも学んでみませんか?
今回の「本音」の話もそうですが、心理学って、実は私たちの毎日にすごーく役立つ知恵がいっぱい詰まっているんですよ。
「心理学ってなんだか難しそう…」「専門的すぎないかな…」なんて思っている方もいるかもしれませんが、全然そんなことないんです!
例えば、今日の話に出てきた「どうしたら本音が伝わるかな?」とか、「相手の反応がイマイチなのはなぜだろう?」なんていう日常の「?」も、心理学の視点を持つことで、
「なるほど、そういうことか!」とスッキリ解決するヒントが見つかったりします。
自分自身の心の動きが分かったり、大切な人とのコミュニケーションがもっとスムーズになったり…そんな「嬉しい変化」を、心理学はきっと応援してくれますよ。
信州上田で開催している実用心理学スクールも、まさにそんな「日常で使える心理学」を、楽しく、分かりやすく学べる場所なんです。
もし「ちょっと興味あるかも…」なんて思ったら、ぜひ一度、どんなことをしているのか覗いてみてくださいね。
松本では、心が軽くなる実用心理学入門レッスンを開催していますので、まずはこちらから始めてみるのもおすすめです。
自分を知り、相手を理解する「心のメガネ」を手に入れると、見える景色がガラッと変わるかもしれません。
あなたも一緒に、もっと心豊かな毎日を目指してみませんか? きっと、新しい自分との出会いが待っていますよ♪

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