
【夫との関係改善】“減点法”をやめたら奇跡が起きた。「感謝」より効く「称賛」の魔法。「離婚かも」と思ったら。

実は、夫との関係が…
鑑定をしていると、仕事や才能のご相談と同じくらい、「実は、夫との関係が…」というお悩みを打ち明けられることがよくあります。
一番身近なパートナーとの関係がギクシャクしていては、心の底から輝くことは難しいのかもしれません。
「言わないと、やらない」
「『ありがとう』の一言くらい、あってもいいのに」
「気づけば、ただの同居人みたい…」
「夫と二人っきりは気が重い…」

「離婚を考えることもある…」
そのお悩み、驚くほど多くの方が同じように感じています。
愛情がないわけじゃない。
でも、かつてのような温かい関係はどこへやら。
このままの関係でいいのかな、と漠然とした不安を感じる夜もあるかもしれません。
もし、あなたがそんな状況なら、夫を変えようと頑張る前に、一つだけ試してほしいことがあります。
それは、私たちが無意識に手にしている「夫のトリセツ」を、新しいバージョンに書き換えてみること。
多くのご夫婦を見てきて思うのですが、そのすれ違いの原因は、パートナーを「減点法」で見ているからかもしれないのです。
あなたの「お願い」が、彼に届かないワケ
考えてみてください。
夫やパートナーは、外の世界で常に「評価」という厳しい風にさらされています。(多くの場合)
仕事の成果、上司や部下との関係、男としての甲斐性…。
そんな彼らが家に帰ってきた時、そこが「安らぎの場」ではなく「新たな評価の場」になっていたら、どうでしょう。
「ゴミ出し、また忘れてる(-5点)」
「靴下、脱ぎっぱなし(-10点)」
私たちが良かれと思って口にする「お願い」や「指摘」が、彼らにとっては新たなミッション、新たな評価基準に聞こえているのかもしれません。
戦い疲れた戦士が、ようやく帰還した砦で、さらに追い打ちをかけられるようなもの。
それでは心を閉ざし、省エネモードで防御姿勢に入るのも無理はないと思うのです。

魔法の呪文は「ペットを愛でるように」
「じゃあ、どうすればいいの?」
ここで、少し大胆な、でも驚くほど効果的な“魔法の呪文”をお教えします。
それは、「夫を、ペットを愛でるように、ヒーローとして扱う」こと。
「え、ペット扱いなんて失礼じゃない?」そう思いますよね。
でも、少しだけ想像してみてください。
あなたが愛犬や愛猫に「ただそこにいるだけで、可愛いね」「今日も元気でいてくれて、ありがとう」と無条件の愛情を注ぐように、彼に接してみるのです。

この魔法の鍵を握るのが、「感謝」と「称賛」の使い分けです。
- 感謝:「(何かしてくれたから)ありがとう」
これは素晴らしい言葉ですが、実は「行動」に対する条件付きの評価。
「〇〇してくれたから、良い」というメッセージが隠れています。 - 称賛:「すごいね!」「頼りになる!」「あなたがいるだけで安心する」
こちらは、彼の「存在そのもの」を認める無条件の承認です。
行動の有無は関係ありません。
男性は、いくつになっても「誰かのヒーローでありたい」という純粋な願望を心の奥底に秘めています。(多くの場合)
私たちの役目は、そのヒーロー願望に光を当て、育ててあげること。
それが「ヒーロー育成プロジェクト」です。
(心理学の授業の中では「ファーストレディ理論」と呼んでいます。
こちらの理論はさらに奥深くパワフルです!ぜひ聞きに来てください。)

今日から始める【ヒーロー育成プロジェクト】
- ステップ1:毎日1つ、彼の存在を「称賛」する
「お疲れ様」の代わりに、「今日も一日、家族のために本当にすごいね」。
彼が淹れてくれたコーヒーに「あなたが作るコーヒーは世界一美味しい!」と少し大げさに言ってみる。 - ステップ2:「称賛ボキャブラリー」を増やす
「その決断力、尊敬する」「いつも冷静で助かる」「あなたのそういう優しいところ、大好きだな」。
そんな称賛のための言葉集をつくるように、
最初は照れくさいかもしれませんが、ゲーム感覚でボキャブラリー増やしを楽しみましょう。 - ステップ3:見返りを期待しない
これが一番のポイント。
「称賛」は、すぐに結果が出る特効薬ではありません。
未来の関係性への、賢い“投資”です。
ちなみに、この“投資”を「私ばっかり損してる」と感じることなく続けるための秘訣こそが、あなたの人生をより豊かにする核となる部分でもあります。
(→これは実用心理学レッスンでもお伝えしています。)
あなたが愛情という名の水を注ぎ続けることで、彼の心の中に眠っていたヒーローが、ゆっくりと目を覚まします。
「ヒーロー」は、自ら動き出す
エネルギーで満たされたヒーローは、驚くほど生き生きと、そして協力的になります。
「あなたを喜ばせたい」という気持ちが、自発的な行動の源泉になるからです。
「ゴミ出しといてもらえない?」とお願いするのではなく、「あなたがゴミをまとめてくれると、朝の時間がすごくスムーズ!本当に頼りになる!」と称賛する。
どちらが彼の心を動かすかは、もうお分かりですよね。
これは、相手をずる賢く操作するテクニックではありません。
お互いが笑顔で過ごすための、思いやりに満ちた「関係性のデザイン」です。
そして何より、誰かを称賛している時、私たちの心も温かくなる。
あなたの毎日が、まず楽になるのです。
夫のトリセツを書き換える。
それは、夫を変えることではなく、私たちの「見方」と「言葉」を変えること。
さあ、今日、たった一言の「称賛」から、新しいパートナーシップを始めてみませんか?


最強の魔法、それは「名前」を呼ぶこと
そして、その時にもう一つだけ、試してほしい魔法があります。
それは、彼の「名前」を呼んであげることです。
お名前の鑑定士として日々実感するのですが、名前には、その人の魂を直接揺さぶる、不思議な力が宿っています。
いつからか、「パパ」「お父さん」「ねえ」という役割の名前で呼ぶことが当たり前になっていませんか?
「〇〇(彼の名前)、いつも本当に頼りになるね」
「〇〇くん、その決断力、尊敬するな」
彼の固有名詞を呼んで称賛することで、その言葉は「夫」や「父親」という役割(鎧)を通り越し、
彼の心の最も柔らかい部分、一人の男性としての「彼自身」にまっすぐ届きます。
これこそが、心の鍵をカチリと開ける、最強の言霊(ことだま)なのです。
忘れていた温かい気持ちが、きっと二人の間にふわりと戻ってくるはずですから。

パートナーシップのお悩み、ぜひご相談くださいね。
無料相談も行っていますので、お気軽にお問い合わせください。
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